お天気も良く暖かいので、思い立って散策。
ハイキングコースをぶらぶら。
途中、淡路島が見えた。
なんだかそこだけ違う世界の日本に見える。
神話の世界とだぶらせる。
でもふと現実がよぎり、どうかあまり商業的にならないで、と願う。
龍神様をお祭りする小さな神社に辿り着いた。
鳥居をくぐり、お賽銭箱のところまで進んだが、拝殿はシャッターで閉じられているからなんとなく心許ない。
それでも参拝して鳥居の前に戻ってきたら、
近くのベンチに座っていた初老の男性が、
前方からはわかりにくいけど、拝殿に沿って行ったら奥に本殿がありますよと教えて下さった。
言われた通り後ろに回り、ハッとする。
自分が生まれ育った土地でも、また大人になって住んだいくつかの土地でも、お世話になった氏神様は全て大きな神社だったので、いま住む街では、このような小さな神社を訪れるときの感覚が当時とは随分異なる。
以前よりも、土地と暮しに根付く力を感じる。
改めて参拝させて頂いた。
山茶花がうつむいていた。
下から覗き込んだら風が吹いて、
恥しそうにいやいやと揺れ、
撮らせてもらうのに苦心した。
いま読んでいるコトタマ学の本を読み終えたら、古事記を買おう。