後鼻漏になったと確信したので、数日市販の漢方薬を飲んでいたが、
良くなったような、なっていないような...、という感じ。
そのうち頭が重くなってきたので、こりゃだめだ、と思って近所の耳鼻科に電話。
引っ越してきて、まだどのお医者さんと相性がいいとかわからないので、とりあえず行ってみる。
受付で、熱は無くて咳が少し出ると言ったら、廊下の椅子で待っているように言われた。
しばらくしたら詳細を訊きに来てくださって、中で待っても良いということに。
久しぶりの日本のクリニック。
アメリカでお世話になっていたところは、若い見習いドクターばかりのクリニックだった。
あのサバサバした対応が懐かしい。
さて、診察は3分くらいでぱぱっと終了。お薬もらってなんだかひと安心。
その晩から薬を服用し始めたが、次の日になってもなんとなく症状は変わらず、頭ぼー。。
朝、家事を少し済ませて、なんか気持ちが停滞したので、キッチンのテーブルに座り、
目を閉じてしばらく深い呼吸を試みた。
思い立って、新しいノートとペンをトリに行き、目の前に置く。
で、何か思いが浮かんできたら、書き留めた。
そしてペンを置いてまた目を閉じて、ふっと浮かんだ言葉など、感情のまま書く。
テーブルに座ったときは、私はいま、なんとなく悲しい、と思っていたけど、
あとで読み返したら、書いた言葉は案外前向きだった。
「更年期は人生の台風。やがて終わる。新しい私に生まれ変わる前兆」とかなんとか。
私は、左手の小指を右手で握るとホッとするので、そのときも何気にそうしてみた。
それで、アーメーノーミーナーカーヌーシーサーマーと、一音一音ゆっくり呟いてみた。
そしたら、つーっと涙が出てきた。心が解けた。
ここのところ、良い呼吸ができていないなと感じていた。
なんだ、鼻が悪かったんだ。そんなことが気持ちにも影響を与えてしまう。
今朝、昨日よりは気分が良かった。清々しい。
まだ咳が残るけど、鼻の通りがいい。
鼻、大事。